架け橋大賞記録集
【第1回 架け橋大賞CO(Company)部門賞 小規模事業場部門 】 日本クロージャー株式会社
日本クロージャ―株式会社石岡工場における『がん治療と就労の両立支援』の取り組み
1.日本クロージャ―株式会社について
事業内容:
金属キャップ、プラスチックキャップ製造業
事業場:
本社(東京都品川区)、石岡工場((茨城県石岡市)、平塚工場(神奈川県平塚市)、
小牧工場(愛知県小牧市)、岡山工場(岡山県)等
社員数:
1550名(石岡工場384名)
2.治療と就労の両立支援のための健康支援室の取り組み
2011年から『健康支援室』を開設しています。開設の目的は従業員の心と体が健康であることを応援し、一人一人が健やかにいきいきと仕事に携わることを協力してサポートすることです。
常勤の産業看護職が社員の治療と就労の両立支援をサポートしています。常勤産業看護職を中心に、産業医、労務を担当する工場管理課との協力的な関係を構築してきました。
3.その後のがん治療と就労の両立支援の取り組み
その後、がん罹患者は0名ですが、がん治療経験者2名について産業医と産業看護職が定期的にフォローアップ面談を実施し、必要に応じて工場管理課長や現場のリーダーとも連携してきました。
『健康支援室』に、特に病気がなく雑談だけでも立ち寄る社員も増え、誰でも気軽に相談しやすい『健康支援室』になってまいりました。今後も、産業医と連携しながら、より開かれた『健康支援室」を目指し、社員の悩み、治療と就労の両立を支援していくスタンスを続けていきたいと考えています。現在のコロナ禍においても、メンバー全員が相談者の働く意欲を大切にして、病気を抱えながらも安心して働けることを目標に体に負担がかからないよう、無理や我慢など精神的なストレスを少しでも減らせるよう協力していきたいと思います。